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石川潤さんの作品より

2019年5月18日~26日、横浜駅地下2階の南北連絡通路で約50メートルにわたり、「旅する芸術祭」の横浜駅展が始まる

「旅する芸術祭」

「はこだてトリエンナーレ みなみ北海道を旅する芸術祭」と銘打たれた展示が2019年6月28日から7月21日まで、函館を含む北海道の南側のエリアで開催される。

この芸術祭は「旅する芸術祭」の名の通り、駅構内などの移動に関する場所や、何度でも旅して訪れたくなるような雰囲気のある古建築などを会場としており、なんと運行中の鉄道の車両内も展示会場になるそう。

保存車両の寝台特急「北斗星」や、趣のある建物も多く会場になる
運行中の道南いさりび鉄道の車両内も会場に

そして、本展時に先立って、芸術祭自体も旅をして来てしまう、というのが、横浜駅サテライト展のコンセプトだ。

横浜地下2階、南北通路の広いエリアにどのように作品が飾られるかが楽しみ

拠点地も駅の中

また、横浜駅展を作るにあたり、この芸術祭が横浜の制作拠点地として選んだのも、やはり駅の中。

みなとみらい線で、横浜駅の一駅先、新高島駅の地下1階には「BankART station」という横浜市の創造都市界隈拠点として作品の制作スタジオがあるが、彼らはそこに入居。スタジオアーティストとしての滞在制作も行っているそう。

制作の様子を少し見せてもらった。

BankART station 旅する芸術祭ブース

ずらりと並ぶ傘は、駅構内で展示するにあたり、多くはないが、傘に姿を隠して通路で休んでいる人たちもいるのことを見て、作品の展示とどう両立できうるかを考えて創ったものだそう。

新高島町駅で作って、横浜駅でサテライトし、函館の駅へと旅立つ芸術祭。どのように展示されるのかが楽しみだ。