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かつて“ブルートレイン”と呼ばれた青い車体の寝台特急「北斗星」が、馬喰町でトレインホステルとして生まれ変わった

最後のブルートレイン

“ブルートレイン”
なんという甘美な響きだろう。

青い寝台特急列車。上野発の夜行列車に揺られ、目覚めればそこは北国。

2016年3月26日の北海道新幹線の開業を前にして、2015年8月22日、「最後のブルートレイン」と呼ばれた上野-札幌間を走っていた「北斗星」は、札幌発をもって運転を終了し、今はもう特急として走る姿を目にすることは叶わない。

その北斗星の寝台車内設備が、ホテルとして生まれ変わる。2016年12月、そんなニュースが飛び込んだ。
立地は、東京駅から5分、JR馬喰町駅直結とアクセス抜群。

駅の入口横に、北斗星のヘッドマークが輝く

トレインホステル北斗星

オープン2日目、早速現地を訪れてみた。

一階の受付、祝花で覆われているが、壁は「北斗星」の牽引機関車デザイン
上階がゲストルーム

個室もあったが、ほとんどの客室はドミトリータイプで、B寝台が再現されていた。

寝台列車気分を満喫

寝台列車と異なる点としては、ふわふわの布団が用意されているのがうれしい。しかし、往年のブルートレインファンは、あえてシーツだけを使い寝台列車を忠実再現して眠る人もいるという。

読書灯もブルートレインのパーツ

一般あたりのお値段は、2500円からとお得なため、旅目的でなく宿泊目的で関東圏から泊まりにいくのもいいかもしれない。

夜のラウンジでは、列車の旅の思い出話などに花が咲く

夜が更けて少しまどろんで来たら、寝台にからだを預けよう。
窓から聞こえてくるのは、本当は道路の車の音なのだけれど、カタンコトンと寝台列車に揺られる夢が見られそうなホテルだった。

おやすみなさい、よい夢を
参考サイト

トレインホステル北斗星:http://trainhostelhokutosei.com