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カナダ東部のケベック州(Wikimedia Commons より)

カナダ東部のケベック州は「北米のフランス」のような場所。フランス革命前からフランス人が入植を始めた歴史が街に残る。

ケベック州を初訪問

カナダ東部のケベック州を初訪問。
空路モントリオール(フランス語:モンレアル)に到着。

空港では、普通のカナダ国内と同様に2ヶ国語(英語・フランス語)表記があちこちにあるが、空港を出ると、道路標識から店の看板まで、ここケベック州ではフランス語表記のみが多い。私は、フランス語を少ししゃべれるが、ケベック訛りのフランス語は、少し聞きにくかったが、異文化感満載の楽しさが、ここケベック州にはある。週末のみの滞在だった。
まずは、バスの車内からの観察と、バスで隣に座っていたおばあちゃんから聞いた話から感想を書く。

<見たり感じたりしたこと>

・9月22日なのに、気温が12度と寒い!!!
・市街は、フランス語表記が多い。
・道路標識は全てフランス語
・でも、道路の構造はカナダ式(=北米式)
・とにかく平地が無限に続く。まだまだ土地が余っている。羨ましい!
・バスの乗客、運転手もみんなフランス語。
・フランスを祖先に持つ人が多く、「小柄」「「太っていない」「おしゃれ」。これらはフランスと同じ。

<バスで、隣の席のおばちゃんから聞いた話>

・モントリオールなど都市部の人は、様々な移民や流入も多く、英語を話す人口も多くいる。
・郊外や田舎は、ほとんどがフランス語の人々。
・今でもフランスから移民が多く来る。
・フランスと違いは??
 1.フランスのような階級社会がなく、比較的自由!
 2.フランスのように経済停滞していなく、経済が好調!
 3.土地も広々としている。
 4.人口が少ない。
 *ケベック州の方が、フランスよりと自由だし、豊かだし、住みやすい(人が少ない)という自信を持っているようだ。

・フランスと違い、ケベックでは、ルノー、プジョー、シトローエンといったフランス系の車が少ない。車はカナダの他の州やアメリカと同じで、大型のSUVが多く北米的。
・チーズは食べるがフランス人ほど、チーズは食べない。
・家のテレビは、英語放送、フランス語放送が入る。フランスの5チャンネルのテレビ放送も入る。
・ベルギーなど、各フランコフォンの国の放送も1チャンネル見える。
・移民は1600年代から。
・フランス語と比べると訛りもある。「明日」のことを「ドゥマン」でなく「ドゥメイン」と言っていた。
・食事も異なる。

不思議で、旅行すべき場所

何よりもフランスに住んだことがある人や、フランス語を勉強した人にとっては、ケベック州というと、ホント夢のような不思議な場所です。フランス革命前からフランス人が入植を始め、教会(カトリック)を建てたり、街づくりをしたり、北米のフランスがここにある。その後、フランスとイギリスが戦争をしたり、苦労も多いようだ。

Bravo, le Quebec ! ここは、不思議であり、旅行すべき場所だ!
来てみて良かった!

次の記事は、世界遺産 ケベック シティ。 ケベック州の中でも、フランス色が一番残っているチャーミングな街を紹介します。