函館みなとまつりと花電車
函館では「函館港まつり」が開幕。
花電車と呼ばれる華やかな装飾の路面電車が街を彩る。
花電車と呼ばれる華やかな装飾の路面電車が街を彩る。
花電車
路面電車に花や電飾を添えた花電車は、ちんちん電車と呼ばれた路面電車が多くの町で走っていたころ、めでたい日などに走る特別な電車だった。
今では路面電車のある都市も減り、まして花電車を目にすることは珍しく、見たことがないという人も多いのではないだろうか。
函館では毎年8月の始めの「函館港まつり」の間、一週間程度花電車が運行する。
函館港まつり
1934(昭和9)年3月21日、函館市は未曽有の大火に襲われた。港まつりは、その1年後、大火からの復興の願いを込めて始まったものだ。
祭りのすこし前から、花電車が音楽を鳴らしながら街なかをコトコトと走る。あ、もうすぐ祭りが始まるんだ。
昼だけでなく夜の運行でのライトアップも風情がある。
奇跡のすれ違い
ところで、TRANS SUITE四季島という、3泊4日を2名1室利用で1人90万円以上という憧れの豪華寝台列車の名をきかれたことはあるだろうか? 今年の春から運行が開始された月に3本も運行があれば多い方なこの特別列車の乗客は、函館駅につくと、観光するための専用貸切市電で街に出る。
先日ものすごく珍しい写真を撮ることができた。この四季島市電と花電車のすれ違いのシーンだ。
おそらく史上初であろう出会いを偶然目にして、なんだか幸せな気分になった。
函館の港まつりは2017年は8月1日から5日まで。