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岡本太郎の「太陽」

関東で見られる岡本太郎の作品。「こどもの城」の「こどもの樹」、「岡本太郎記念館」のほか、穴場スポットして横浜そごうの屋上の「太陽」もおススメ。

「こどもの城」の「こどもの樹」と、「岡本太郎記念館」

大阪では、1970(昭和45)年の大阪万博閉幕後、原則非公開だった岡本太郎の「太陽の塔」の内部が3月より公開されている。48年ぶりの公開とあって大人気。予約制で当日は本人確認の身分証の提示まで求めているとのこと。なかなか大変そうだ。

そんな中、関東にある岡本太郎の作品の中で、予約も身分証明書も入場料もいらず、作品の前でゆったりすごすことのできる場所を紹介したい。

よく知られているのは青山通りの国連大学前、元「こどもの城」の前の「こどもの樹」だろう。

「こどもの城」の「こどもの樹」(google mapより)

そこから10分歩くと辿りつく「岡本太郎記念館」と併せて訪れるのもよさそうだ。こちらは入館料大人当日620円だが、1996年、84歳で亡くなるまで、岡本太郎のアトリエ兼住居だった場所で、充実の展示が見られる。

「こどもの城」と「岡本太郎記念館」の位置関係(google mapより)

横浜そごうの屋上の「太陽」

もう一か所、お勧めしたいのは、横浜駅東口の、横浜そごう屋上の「太陽」だ。

横浜そごう屋上の「太陽」、屋上に上がると、ごく自然にそこにある。

設置は1985(昭和60)年のそごう横浜店がオープン時。作品名は「太陽の塔」ではなく「太陽」で、当時のそごうオーナーと岡本太郎氏との間に親交があった縁で制作を依頼したのだそうだ。「太陽」の顔は三面で、それぞれに表情が異なり「朝のやさしさ」「昼の力強さ」「夜のおだやかさ」を表しているという。

何よりも空に続いているこの広い空間にあるのがいい。混雑もしていないので、ゆっくりとじっくりと作品とともに時を過ごすことができるだろう。
「太陽」は太陽の光を受けたり、そして時間帯によっては「太陽」と本物の太陽を同時に見上げることもできる。

参考サイト

岡本太郎記念館
横浜そごう