褌ひとつで極寒の海へ 木古内・寒中みそぎ

北海道・木古内寒中みそぎまつり


寒中みそぎまつりは、約二百年の伝統を誇るいのちの祭り。四人の行修者が1月の極寒の北海道の海へ、ご神体を手に褌ひとつで入り、豊作豊漁を願う。


約二百年の伝統を誇るいのちの祭り

「寒中みそぎ」は、北海道の南、人口3000人の小さな町、木古内町で天保2年(1831年)から続く豊漁豊作の祈願祭だ。

木古内町のHPによると、始まりのことはこう伝わる。
1831年1月15日の早朝、神社守の夢枕に「御神体を潔めよ」とのお告げがあり、目を覚ました。御神体を抱いて海岸に臨むと、河口に大鮫が波に打たれ、その背中には神の使者のような女性。御神体を幾度となく沐浴すると、女性の姿は消え鮫は川の上流へ上がり小さな沼に消され、その年から、豊漁豊作が続いて村は大変賑わった。

以来毎年、行修者と呼ばれる4人の若者が1月13日から佐女川神社に籠もり、昼夜問わず真水で何度も自身の身体を潔(きよ)め、豊漁・豊作を祈願する伝統行事として引き継がれているという。

14日夜の水垢離(みずごり)

肌を刺すほどの寒さの1月の北海道で、1月14日の夜に神社で水垢離をして身を清めた4人の行修者が、15日の朝に厳冬の海へ御神体を抱えて入っていく。この間、震えることも許されない。

参考までに1月の木古内町の平均気温は、最高気温2度、最低気温-6度。

夜間は氷点下必死

観客の方も服は着ているとはいえ当然寒空の下だが、あたたかいお神酒やみそぎそばなどのふるまい、もちまきなどの行事もあり、気分的には暖かくことができるだろう。(とはいえ寒いが)

水垢離の後には花火も上がる

実は一般に公開されている水垢離が終わり、花火も終わったあとにも、行修者たちは水垢離を続ける。震えがでるうちはまだなのだそうで、見守るOB行修者からのOKがでない。各行修者は四体のご神体を四年間にわたり順に務めていくため、4年目の行修者と1年目の行修者とでは落ち着きに差があるのも見て取れる。

翌朝は海の中へ

15日の朝には、いよいよみそぎ浜へ。

御神体を抱えて歩みを進める。

豊作豊漁を願って、厳冬の海へ

海から上がって、今度はやぐらの上でもまだ水を浴びます。
ちなみにこの水、かかると一年よいことがあるそうで、クライマックスには観客側にも水が飛ばされ・・・

良い一年になりますように

参考サイト

寒中みそぎ